豆知識

結界の意味|その張り方は?『結界のはり方』(碇のりこ)から解説します

今回は、スピリチュアルセラピストの碇のりこさんの著書である『結界のはり方』という書籍について、書評的にまとめてみたいと思います。

くわしくは本文で紹介していきますが、本書で紹介される「結界」の張り方は、どれも運気上昇の手段としてよく紹介されているものです。

なので、そういう意味での目新しさはあまりないです。

きつねが思うに、本書の良さは、これまでに広まっている運気上昇・開運の方法を「結界」という切り口でまとめたことではないか、と考えています。

引き寄せの法則もベースにありますが、きつね的には「結界」で整理されているところが面白いと感じました。

一見、「こんなの知ってるよ」となるかもしれませんが、「結界」という切り口で、本書で紹介されているノウハウを自分の中に落とし込んでもらえたらなと思います。

  • 人間関係
  • お金の問題
  • 恋愛関係
  • 健康の問題

などで悩む人にとって使えるノウハウが満載です。

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さて…

「結界」なんて聞くと、野村萬斎さんが主演した『陰陽師』を思い出しますね。

陰陽師たる安倍晴明は平安時代に活躍した実在の人物です。

映画に出てきそうないわゆる結界は、安倍晴明並みの特殊な能力がないと張ることはできません。

ですが、こちらの書籍の「結界」はそんなむずかしいものではなく、誰でも張ることができる「結界」です。

とはいえ、この本をよく読んでみると、実は、ここで紹介している「結界」と陰陽師の張る結界とは本質的なところは同じだということに気がつきます。

「結界」の意味

ここで、まずは、陰陽師が張る結界について整理してみます。

参考にしたのは、安倍晴明の側室の子孫の流れをくむ安倍成道さんの書籍『日本の結界』です。

『日本の結界』によると、

そもそも結界の始まりは「区切るもの」だったそうです。

別の言い方をすると「一線を引く」ともいいます。

そして、安倍晴明が登場する前、もともとの結界の役割は、何ものかを封じ込めるための区切りとして用いられました。

何ものかが区切られた範囲=結界から出ないようにするためのものです。

私たちの日常で見られるそうした結界の代表例は神社だそうです。

神を封じ込めるためにしめ縄などによる結界が張られています。

ただ、この結界には難点がありました。

それは、この結界は、何ものかを封じ込めるために機能するもので、外から善いものが入ってくることができないのです。

もちろん封じ込めた悪いものが出ていくこともできません。

こうした当初の結界を進化させたのが安倍晴明です。

安倍晴明は当時の結界の役割を大きく進化させて、善いものは入れて、悪いものは入れないけれど出すことはできるという濾過装置的なものに改良していきます。

『結界のつくり方』における「結界」も、本質的にはこのような意味で使われています。

本書では、善いもの=エネルギーが高い悪いもの=エネルギーが低い、というように整理します。

そして、本書における「結界」とは、エネルギーの違いを利用したもので、「結界」のなかのエネルギーを高く維持すれば、外からエネルギーの高いものは入ってこられるけれど、エネルギーの低いものは入ってこられない、とします。

著者の碇さんが意識されていたのかはわかりませんが、これってまさに安倍晴明が生み出した結界の考え方と同じです。

ちなみに、著者は、「結界」内の高いエネルギーが、高いエネルギーのものを「引き寄せる」と理解されていて、ここでは「引き寄せの法則」が働くものと理解されています。

そして、もちろんのことですが、この「結界」は、陰陽師でなくても、自分自身で張ることができるものとして、自分自身のエネルギーを高める様々な方法を紹介されます。

具体的な「結界」の張り方

本書の「結界」とは、内側(=自分自身)と外側のエネルギーの高低差のことなので、自分自身のエネルギーを高めるための方法は、すべからく「結界」を張る方法、ということになります。

なので、本書で紹介される「結界」の張り方のノウハウも、いかに自分のエネルギーを高めることができるか、という観点からのものになります。

「結界」の張り方として具体的に紹介されているのは、

  • 口ぐせを変えて言葉で結界を張る
  • ポジティブな思考に変えて結界を張る
  • 塩で結界を張る
  • お札・お守りで結界を張る
  • 身のまわりの空間をキレイにして結界を張る
  • 神社で神様の力を借りて結界を張る
  • パワーストーンを身にまとい結界を張る
  • トイレ掃除で結界を張る
  • お気に入りのお財布で結界を張る

などです。

冒頭でお伝えしたように、どれも運気上昇の手段としてよく紹介されているものですね。

ただ、情報として知っていることと、実際にやってみて効果を実感することとは全く意味が違います。

せっかくなら、本書で紹介されたノウハウを実際に役立ててもらいたいので、この中から絞り込んできつね的に解説したいと思います。

塩で結界を張る

きつねは塩のパワーをめちゃくちゃ活用してます。

こちらの記事でも盛り塩のパワーを紹介してますが、今もずっと続けています。

盛り塩の秘密と効果|作り方や置き場所に加えるひと手間がポイントです 運気をあげたいと思ってるけど盛り塩するのもなんだかな… なんてもし迷っ...

盛り塩なんて手間だなって思うかもしれませんが、スーパーで売ってる粗塩で大丈夫なので、安価でこれほど効果があるものを使わない手はないと思います。

最初は玄関とトイレに置くくらいだったのが、今や家の周囲、各部屋に置いてます。

さすがに手を広げすぎて盛り塩するのに時間がかなりかかるようになってしまいましたが…


(これにプラスしてトイレや玄関、鬼門に置く盛り塩もあります)

でもそれだけ効果を実感しているってことですね。

ひとつ、塩の効果を引き出すポイントを紹介します。

それは、塩の効果を期待しないことです。

すごく逆説的にわかりにくいですが(汗

きつねがおすすめするのは、塩を置くことを大事にするということです。

というのも、トイレに盛り塩を置こうと思ったら、汚れたままでは気がひけますよね?

なので、盛り塩を置くためには、自然とその場をキレイにすることから始めると思います。

実は、それがポイントです。

塩自体の効果はさておき、塩を置くことを大事にすると、必然的に空間が浄化されます。

つまり、塩を置いている空間のエネルギーが高まって、結界が張られるということです。

念のために言っておくと、塩自体の効果は当然すごいです。

今きつねの目の前には、机の上に盛り塩が置いてあります。

机上においてあると邪気がす〜っと吸い取られるように感じて集中力が増します。

というくらいに塩の効果自体すごいのです。

塩の効果自体を当てにしてしまうと、ちょっと効果を感じないだけで塩を置くことをやめてしまうことにつながってしまいます。

あるいは、置く場所の掃除もせずに置いときさえすればいいんでしょ、みたいなことにもなりかねません。

なので、きつねとしては、まずは塩を置くことを大事にしてもらいたいなと思うわけです。

お札・お守りで結界を張る

「結界」を張ることを考えるなら、きつね的にはお札もお守りも必須だと思います。

そもそも、きつね宅にはお札が相当数あります。

  • リビングの神棚にお祀りしているお札
  • 書斎にお祀りしているお札

それぞれに3〜4体です。

お守りも結構あって、例えばこちらのお守りはすべて財布の中に入れています。
(もちろんパンパンにならないように!)

そもそもお札にもお守りにも神さまの御霊が入っています。

なのでそれだけでエネルギーが相当高いので当然、自然と結界が張られることになります。

ただ、ここでも、お札やお守りのパワーを引き出すポイントがあります。

それは、お札やお守りには神さまが宿っていてエネルギーが高いものなんだ、と丁重に取り扱うことです。

さっきの盛り塩と似ているところがあります。

というのも、丁重に扱うことで、お札のまわりをキレイにしようとか、お守りの入った財布をキレイにしようとか、お尻のポケットに入れるのはやめようとか、気持ちが自然と向かいます。

そうすることで部屋のエネルギーは高まりますし、財布のエネルギーも高まっていきます。

つまり、張られた結界がより強固なものになるということです。

嘘でもいいから、神様がいらっしゃるものとして丁寧に扱ってみてください。

だんだんと気持ちがそのようになっていきますから。

神社で神様の力を借りて結界を張る

本書では、神社はお願いする場ではなく、感謝を伝える場だと紹介されています。

きつねもそのとおりだと思います。

なぜなら、「お願い」をするときの気持ちよりも、「感謝」するときの気持ちのほうが、よりエネルギーが強く、「結界」を張ることにつながるからです。

たぶん、みなさんも経験的にイメージできるのではないでしょうか。

「ありがとうございます」という感謝の気持ちによって心がぽわ~んと温かくなるような。

でも「お願い」で心がぽわ~んとなることは想像できません。

きつねがおすすめするのは、近くの神社にできることなら毎日お参りすることです。

安倍晴明の結界のところで結界の代表例は神社であるとお伝えしました。

つまり、そもそも神社は結界で守られていてエネルギーが高いということです。

なので、お参りするだけでもエネルギーが高まります。

これを毎日お参りしたうえに、さらに感謝の気持ちを伝える、ということになると…

エネルギーが高まりすぎてやばいですね(笑

きつねは近くの神社に通勤時、毎朝お参りしたうえで、さらに帰り道でもお参りして帰宅しています。

ここまでやる必要はないとおもいますが、神さまとのご縁を深めるためにも、ぜひ毎日の神社参拝を実践してみてください。

まとめ

本書で紹介されている『結界のはり方』のノウハウについては、すべてにきつね的な解説を加えたいくらいですが、気持ちがあふれだして大変なので、ひとまずこの3つに止めたいと思います。

いずれにしても、単なる情報のままでは何の意味もありません。

きつねが日々実践している際のポイントなどを参考にぜひあなたも結界を張ってみてください。

本書では日常生活に取り入れたい「結界」の張り方が盛りだくさんです。

特に、人間関係の悩みを解決するための「卵オーラ法」は、ぜひ実践してもらいたいノウハウです。

あまりここで紹介しすぎるのも良くないので、くわしくはぜひ『結界のはり方』を手にとって実践してみてくださいね。

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それでは最後までお読みいただきありがとうございました。

みなさまの開運を心より祈念いたします。

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