こちらの神社も西大路七福社のご利益めぐりがきっかけでお参りすることに。
ただ参拝しようとすると住宅街に溶け込みすぎてて最初はなかなか見つけられませんでした。
というのも、いわゆる”神社”を想定して周辺を探していたからです。
まさかコンクリート打ちっぱなしの神社だとは!
こんなモダンな神社は見たことがなく全く想定外だったので見つけるのにちょっと時間がかかってしまいました…
それでは熊野神社衣笠分社について紹介していきましょう。
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由緒・御祭神
こちらの神社は「分社」ですから、もちろんそれに対して本社があるわけです。
本社と分社とはお祀りする神様も同じになりますから、本社でどのような神様がお祀りされているかを知る必要があります。
こちらの衣笠分社で御朱印などをお受けした際にいただく由緒は、本社である京都熊野神社の由緒をいただきますのでそちらに記載された御祭神を紹介しましょう。
御祭神
- 伊弉冉尊(イザナミノミコト)
- 伊弉諾尊(イザナギノミコト)
- 天照大神(アマテラスオオミカミ)
- 速玉男尊(ハヤタマノヲノミコト)
- 事解男尊(コトサカノヲノミコト)
の五柱となります。
京都熊野神社の由緒についてはまた改めて別記事で紹介しようと思いますのでここでは簡単に。
京都熊野神社は、平安初期、修験道の日円上人が紀州熊野大神を勧請したのが始まりといわれます。
後白河法皇の尊崇篤く、建礼門院が祈願し安徳天皇を授かったことから縁結び・安産のご利益も知られます。
さて、こちら衣笠分社は、孝明天皇・明治天皇・大正天皇を診察した中典医の福井貞憲の屋敷跡に建てられたものです。
昭和55年(1980)熊野神社に土地が寄進され、同58年(1983)に現在の社殿(本殿)が建設されました。
出典:京都を歩くアルバム
隣のお食事処「水琴亭さもん」さんの土地とあわせて福井貞憲の屋敷跡だったようです。
今から40年ほど前に建てられた神社ということで、モダンなコンクリートの打ちっぱなしも、さもありなんと言ったところでしょう。
境内案内
こちらを「境内」と呼んでいいのかわかりませんが、社殿としては画像で見える範囲だけのようです。
【手水舎】
拝殿に昇る階段横に手水舎と思しき造作があります。
水が流れていると水琴になって良い音がするそうですが、残念ながら参拝時に手水は利用できませんでした。
【拝殿】
軽く一礼して拝殿に足を踏み入れると、正面にお宮があります。
こちらでお参りすると、拍手の音がコンクリートの打ちっぱなしにこだまして殊のほか大きく響いてびっくりします。
【おみくじ授与機】
正面向かって左には自動でおみくじなどを受け取るための設備があります。
こちらも残念ながら参拝時には「故障中」ということでお受けできませんでした。
【社務所】
社務所が拝殿右奥にあります。
【隣接地との通路?】
さらにその右側の壁には隣接するお食事処との通路になっているのか、扉があります。
扉に飾られた鳥は八咫烏?
お守り、お札、御朱印紹介
お守りやお札は数はありませんが、こちらでお受けできるようです。
参拝時には御朱印帳への朱印はいただいていませんが、西大路七福社めぐり専用式紙に朱印をいただきました。
アクセス
西大路通からは200メートルほど西の住宅街に入ったところにあります。
嵐電(京福)北野線北野白梅町駅から徒歩7分です。
住所:京都市北区小松原北町135
近くには、二条天皇陵もあります。