でもどこまで撮影が許されるのかちょっと気になったりもするのよ。
やりすぎると神様のバチが当たるんじゃないかなって。
注意しなきゃいけないところはちゃんと押さえておきたいね。
最近はSNSにいろんな写真や動画をアップすることが増えてきたこともあって、少しでも映える画(え)を撮ろうと神社での撮影マナーを守らない参拝者も増えてます。
(コロナ禍では神社参拝も激減しているので変わってきているようにも思いますが…)
きつねも先日自宅近くの有名神社に参拝に行った際、ボランティアで清掃されていた年配男性から話を伺ったのですが、撮影マナーの悪さについてボヤいておられました。
とはいえ神社での撮影が一切許されないということではありません。
神社には神社の撮影マナーが存在していますので、しっかりマナーを押さえておけば気持ちよく思い出づくりや映える画を残すことができます。
そこでこの記事では
- 神社撮影で押さえておきたいマナー
- SNSでの画像・動画の拡散の是非
についてお伝えしていきたいと思います。
神社撮影で押さえておきたいマナー
神社によってはお守りやお札を自由に撮影させてくれたり、御朱印を書いている最中でも撮影させてくれたり、かなり自由なところがあります。
↓↓↓
(こちらは京都の若一神社の社務所ですがもちろん許可を得てますよ)
その逆に、御朱印を書いているところはもちろん、お守りやお札の撮影が一切禁止されている神社もあります。
神社によって結構撮影ルールに違いがあるということなんですよね。
神社での撮影マナーとして大切なことは、こうした神社ごとの撮影ルールを踏まえて、神社ごとに決められた撮影ルールを守るということです。
なぜ神社ごとに撮影ルールが違うかというと、それぞれの神社ごとに神さまの静穏をどのようにしてお守りするかということを判断されるからです。
神社ごとに参拝者数や日々の混雑状況が異なるわけですから、神さまの安らぎをどうお守りするかの判断も当然神社ごとに異なります。
神社ごとにどのような撮影ルールがあるのかは、撮影禁止の表示があるかで判断できます。
これですね。
↓↓↓
この表示があればその場所での撮影はNG。
ただ、撮影禁止の表示がないからといって自由に撮影して良いというわけではありません。
実は、表示がなくても注意すべき最低限のマナーがあるんですね。
撮影禁止マークがなくても守るべきマナー
最低限のマナーというのは、
- 神社を正面から撮影しない
- ご祈祷中に撮影しない
という2つ。
神社を正面から撮影しない
実は本殿中央から伸びる線は正中と呼ばれる神さまの通り道。
なので、本来、神社参拝のときには参道の真ん中は避けて通るべきと考えられています。
ただ、通常の参拝ではそこまで意識する必要はありませんから、みなさんも気にせずお参りされているかと思います。
ですが、やはり撮影となると正中からは避けるべきです。
もともと神さまと相対することは恐れ多いことなのに、正面から相対したうえで撮影まですることは失礼にあたるからです。
祭典の時は、正中は祝詞を読み上げる時しか行きません。
それくらい神様の正面というのは恐れ多いことなのです。
ご祈祷中に撮影しない
当然ながらご祈祷は神事であって、いわゆるイベントではありません。
なので真剣にお祈りを捧げているご祈祷を撮影するのは控えましょう。
シャッター音のありなしに関わりなく、張りつめた空気感を乱すことになりますので。
もちろん、許可があれば大丈夫です。
ただ、それでも祝詞中は神様へ真剣にお願いしている最中なので動画、写真はご遠慮いただく神社が多いと思いますね。
SNSでの拡散してもよいの?
では、神社での撮影マナーを守りながら撮った写真や動画をSNSで拡散することは問題ないのでしょうか?
この点、現役の神主さんからはありがたいことに、
むしろ拡散していただき、みな様にも神仏のご加護があれば良いな、と思います。
こんなご時世なので旅行にもなかなかいけない時です。
(新型コロナによる緊急事態宣言等の時期)
せめても写真だけでも、と感じる今日この頃です。
との言葉をいただいています。
なので、SNSでの拡散はむしろ積極的に行って良いということです。
そもそも、神社参拝では古くから遥拝といって、遠く離れた場所の神社でもお参りできるという考え方がありました。
今風に表現するとバーチャル参拝ですね。
その際、心の中では遠く離れた神社をできるだけリアルに思い浮かべるわけです。
このとき遠く離れた神社の写真や動画があればより臨場感をもってイメージが可能となります。
この記事を書いているのはちょうどコロナが収束に向かいつつある中で自粛要請も解除されるところですが、それでもなかなか遠出して神社参拝というところまではまだ抵抗があろうかと思います。
そんな中、参拝してみたい神社の写真や動画があればどれほどバーチャル参拝にも役立つことか、と考えると、神社の画像や動画を拡散するのはむしろ歓迎されることなんですね。
まとめ
よし!これからも映える写真や動画を撮りまくるぞ〜!!
みんなにとって喜ばれる撮影にしようね。
まとめると、
- 神社での撮影は各神社のルールに従うこと
- 撮影禁止の表示がなくても神社の正面からは撮影しないこと
- ご祈祷中は撮影しないこと
- ルールに沿って撮影した写真や動画はどんどん拡散してよい
となります。
それでは最後までお読みいただきありがとうございました。
みなさんの開運を心より祈念いたします。
初めまして。
今度インスタのライブで神社からやってみたいな、と思っています。
鳥居や神殿(?建物)の正面を撮っている画像や映像をよくSNSなどで見かけるのですが、自分が真正面からでなく端っこに寄って、そこから撮れば問題ないということなのでしょうか?
よろしくお願いします。
やっちさま
はじめまして、きつねと申します。
コメントありがとうございます。
まずは、各神社でのルールを確認してもらったうえでのこととなりますが、
鳥居を神域の外から撮るなら、どんな角度からでも問題ないです。
問題は、拝殿や社殿(やっちさまがおっしゃる「神殿」)の撮影ですね。
建物の真ん中の線(正中)は、その奥にご神体がいらっしゃるので、
正中は少しでも外して撮影するほうがよろしいかと思います。
ただ、「端っこに寄って」とまで気を使われる必要はないですよ。
正面から神さまのいらっしゃるところを撮影するのは失礼にあたる、という考え方ですから。
お役に立てれば幸いです。
やっちさまの弥栄を祈念いたします。