神社散歩

住吉大社|路面電車がすぐ横を通る市街地の名社の空気感がすごい!

きつね
きつね
大阪の神社参りは珍しいのですが、今回は住吉大社の参拝です。

大阪市内にある神社といえば、住吉大社を思い浮かべる人は多いのではないでしょうか。

関西で初詣の参拝者が最も多いのが住吉大社と言われているくらいですし。

ただ、日本でも有数の神社なのに、どんな神さまがお祀りされているのか、どんなご利益があるのか、実はよくわかってなかったりします。

もちろん、きつねもその一人。

今回の神社散歩では、住吉大社のご祭神やご利益について確認しつつ、見どころを巡っていきたいと思います。

なお、住吉大社はかなり広いので境内の案内図は必ず確認しておいたほうが良いです。

こちらの画像を参考にしてください。

住吉大社マップ

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ご祭神・由緒・ご利益

住吉大社のご祭神は、

  • 底筒男命(ソコツツノオノミコト)
  • 中筒男命(ナカツツノオノミコト)
  • 表筒男命(ウワツツノノミコト)
  • 息長足姫命(神功皇后)(オキナガタラシヒメノミコト)

の4神です。

はじめの3神は、黄泉の国から帰った伊奘諾尊(イザナギノミコト)が禊ぎ祓いをした際に、海の底、中、表から現れたとされる神々住吉大神(スミヨシオオカミ)と総称されます。

息長足姫命(神功皇后)は14代仲哀天皇の皇后で応神天皇の母となります。

住吉大神の神託に従って朝鮮半島の新羅に出兵したことで有名です。

『住吉大社の由緒』によると、

 神功皇后は、新羅御出兵に当たって、住吉大神の御加護を得て大いに国威を輝かせられ、御凱旋の後、大神の御神託によって此の地に御鎮祭になりました。
皇后摂政十一辛卯年(かのとうのとし)のことで、今から約千八百年前のことでありました。
皇后の御孫、仁徳天皇が浪速に遷都せられて墨江(すみのえ)の津を開港せられ、後に大阪、堺の発展をもたらしましたのは、実に此の時に起因しています。
 後、皇后をも併せお祀り申上げ、住吉四社大明神と崇められ、延喜の制では名神大社に列せられ、朝廷奉幣の二十二社の一つ、由緒の深い摂津国一の宮として聞え高く、昭和二十一年まで官幣大社でありまして、全国二千余に及ぶ住吉神社の総本宮です。

と紹介されています。

実は、この部分のくだりは『古事記』に記載があります。

古事記によれば、住吉三神は朝鮮半島の新羅を得るための祭祀の方法を神功皇后に詳しく教えて、皇后はその通りに行いました。

すると、海の魚たちが船を背負って海を渡り、また追い風も船を運び、新羅もすぐに降伏したとされます。

さて、住吉の神さまは、伊奘諾尊の禊によって誕生されたので、神道にとって重要な祓を司る神です。

また、神功皇后の船を助けたことから海上安全を守る神として信仰を受けるようにもなります。
(住吉大社が建つ場所は、かつてはすぐ近くまで海が迫っていました。)

さらに、時代が下るにつれて、歌の神としての信仰も盛んになるなど多様になっていきます。

今では、産業商業、文化、貿易の神さまとしても信仰されています。

きつね
きつね
なんと!今から1800年前に創建されたのね!ご利益もいろいろあるみたいね!

ほかに、摂末社にも様々なご利益があるとされています。

以下、境内を案内しつつ紹介していきましょう。

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境内案内

住吉大社は遠い昔と違って、今は市街地の中にあります。

しかも、こちらのように阪堺電車という、路面電車の軌道のすぐ側です。

車通りも多い場所なので、「住吉大社」と書かれた石柱もこころなしか排ガスで汚れているように見えます。

住吉大社の参道や境内に多く見られる石灯籠は有名ですが、道路に沿っても並んでいます。

【鳥居】

正面の石柱から進むとすぐに鳥居が出迎えてくれます。

【狛犬】

鳥居の前には狛犬も。

【反橋】

鳥居をくぐるとすぐにあの有名な反橋が見えてきます。

反橋の左右を見ても石灯籠ばかり…

こちらは反橋からの風景。

参拝時に反橋を下る際はけっこう急勾配なので気をつけてください。

少し怖いですが画像からはわかりにくいかも(汗

【手水舎】

反橋を渡ると手水舎です。

コロナからは手水も自動流水が主流ですね。

手水の水を排水するのが龍ではなく兎なのが目をひきます。

兎のいわれは、先ほど由緒のところで触れたように、住吉大社の創建が辛卯年(かのとうのとし)の卯月の卯の日と、兎とのご縁が深いことによるものだそう。

【鳥居と楼門】

手水舎のすぐ前に本殿につながる鳥居と楼門があります。

楼門をくぐると目に飛び込んでくるのが4つある本殿のうちの第三本宮と第四本宮。


(左が第三本宮、右が第四本宮)

第三本宮と第四本宮の間にある御神木にも目がいきます。

【授与所】

楼門くぐって左手には授与所。

おみくじを引けるところも見えます。
(おみくじの紹介はこの記事の最後にあります。)

本殿

第一から第四までの本殿のうち、第一本宮から第三本宮までは直列に、第三本宮と第四本宮は並列に並んでいます。

住吉大社の公式ホームページによると、第一本宮からお参りするのが習わしとのことなので、第一本宮からお参りします。

【第一本宮】

ご祭神は表筒男命

【第二本宮】

ご祭神は中筒男命

【第三本宮】

ご祭神は底筒男命

【第四本宮】

ご祭神は神功皇后

境内には神楽殿も。
(楼門からは左手側。第一本宮から見て右手側。)

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侍者社

本殿に参拝後は、末社にも参拝してご利益をいただきましょう。

【侍者社(おもとしゃ)】

第一本宮から見て左手側に侍者社。

神功皇后の命をうけて住吉大社最初の神主津守氏の祖田裳宿祢(たもみのすくね)、市姫命(いちひめのみこと)を祀り、縁結びの神として良縁を祈願する、おもと絵馬を奉納する参拝者が多い。
出典:『住吉大社の由緒』

楠珺社ほか

末社の楠珺社(なんくんしゃ)では、神社に伝わる特有の方法で参拝し、招福猫を集めて、商売繁盛の縁起を担ぐため、多くの参拝者が訪れるそうです。

第一本宮に向かって左手側の楼門からでも、右手側の楼門からでも、後ろでつながっているのでどちらから入っても構いませんが、境内の案内どおり左手側の楼門から向かいます。

楼門をくぐるとすぐに白塗りの壁でできた神社らしからぬ建物が見えてきます。

【住吉御文庫(すみよしおぶんこ)】

境内の名所旧跡のひとつである住吉御文庫です。

亨保8年(1723年)に奉納された、大阪最古の御文庫(おぶんこ)として有名です。

【伊勢神宮遙拝所】

御文庫の前には伊勢神宮の遥拝所です。

さらに進むと楠珺社(なんくんしゃ)です。

【楠珺社】

樹齢約千年の楠を御神木としてお稲荷様(宇迦魂命(うがのみたまのみこと))を祀り、商売繁盛に格別のご利益があるとされています。

商売繁盛を願って大阪商人のみならず、全国の人からも信仰されているのが、月に1回、初辰の日に楠珺社(=初辰さん(はったつさん))をお参りする初辰まいりです。

初辰とは、毎月最初の辰の日のことで、この日に参拝すると願いがかなうと信仰されています。

毎月こちらでお受けすることができる招き猫を1体ずつ頂くと、4年(48回)で48個になり、「始終発達(=48辰)」するといわれています。

こちらはきつねがいただいた招き猫。

さらに、ご利益はそれにとどまりません。

お米1粒から何倍もの実ができる一粒万倍という考え方になぞらえたみのりまいりと呼ばれる独特の参拝方法があります。

その参拝方法は、

  • 境内の種貸社から籾種をいただく
  • 楠珺社で稲穂と交換
  • 浅沢社を参拝
  • 大歳社で精米と交換

というもの。

現在コロナの影響でみのりまいりは中止を余儀なくされていますが、以下にみのりまいりの流れについて詳しく紹介します。

きつね
きつね
コロナが落ち着けばきつねもみのりまいりを貫徹するぞ!

【種貸社(たねかししゃ)】

「種を貸す」お社で願いの種を授かります。

子宝や智恵、資本金など、「種」にまつわるご利益があります。

平安時代の延喜式にもある古社です。

手水舎では一寸法師が迎えてくれます。

境内で一寸法師の気分になって記念撮影もできます。

みのりまいりでは、引換券を渡すと籾種がいただけます

きつねは、コロナの影響で中止されていることはこちらで知ることになりました…

【楠珺社】

続いて、願いの種を育てに楠珺社に向かいます。

楠珺社は、俗にはったつさんと称えられていますから、「願いを発達」を祈るのに最適です。

種貸社でいただいた籾種をこちらで稲穂と交換します。

【浅沢社(あさざわしゃ)】

住吉大社の境内を出て100mくらいのところにあるお社、浅沢社にお参り。

市杵島姫神(イチキシマヒメノカミ)を祀り、福の神、婦人の作法、芸事の守護神としてのご利益があります。

【大歳社(おおとししゃ)】

浅沢社から数mです。

大歳神(おおとしのかみ)を祀ります。

大歳神は収穫の神さまであることから、集金、商売繁盛、家内安全、心願成就のご利益があります。

こちらで稲穂をご新米と交換します。

家でご飯を炊くときに混ぜるとよいですよ。

大歳社の境内ではおもかる石が置かれて、初辰の日は行列になることもあるそうです。

こちらも残念がらコロナの影響で触ることは控えてということでした…

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若宮八幡宮

第一本宮の左手から楠珺社方面を巡りましたが、右側からは若宮八幡宮や五大力石守(ごだいりきいしまもり)のパワースポットを巡ることができます。

といっても、裏側で両者つながっていますが。

【若宮八幡宮】

楼門をくぐってぱっと目に入る独特の鳥居の形をしたお社が若宮八幡宮。

神功皇后と仲哀天皇の御子である応神天皇(八幡さま)をお祀りしています。

1月12日の湯立神事(湯神楽)が有名。

【五所御前】

若宮八幡宮のすぐ隣。

こちらが有名な五大力石守のパワースポットなのですが…

残念ながらコロナで五・大・力の文字が書かれた小石集めは中止されています。

こちらで五・大・力と書かれた小石を拾ってお守りにすると願いがかなうといわれています。

五大力とは、体力、智力、財力、福力、寿力の5つ。

願いがかなったあとは、自分で五・大・力と書いた小石を用意し、倍にして返すのが習わしです。

画像からもぎりぎりわかりますが、この内側には杉の木が立っています。

昔、神功皇后が住吉大神をどこでお祀りするか、社地を探していたときに、この杉の木に鷺(さぎ)が三羽来て止まりましたので、当地が住吉大神の思し召しのところとしてここに祀られたと伝えられています。

誕生石

反橋を渡ったところまでいったん戻ります。

反橋を渡ると正面に本殿へと続く鳥居と楼門が見えましたが、まっすぐ進まずに、左手に進むと誕生石が見えてきます。

源頼朝の寵愛を受けた丹後局(たんごのつぼね)が懐妊したところ、嫉妬深いことで有名な頼朝の妻、北条政子に捕らえられ殺害されそうになります。

丹後局は頼朝の家臣の手を借りて逃げ出し、住吉大社まで至ったところで産気づきます。

その際、こちらの大石を抱いて男児を出産したという謂れです。

この男児が後に成長し、頼朝から薩摩・大隅二カ国をあてがわれ、島津氏の初代・島津三郎忠久公とのことです。

御田

反橋を渡って、誕生石とは逆に右側にまっすぐ進むと、御田が見えてきます。

ここで毎年6月14日に御田植神事が執り行われます。

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石灯籠

境内の石灯籠は600基を超えるそうです。

形も大小さまざま。

全国の商人が家業の繁栄を願って奉納したもので、廻船商人が奉納したもの、池大雅、富岡鉄斎などといった書家に字を書かせたものもあるそうな。

こちらでは特徴的な石灯籠の画像を載せておきますが、石灯籠のその他の画像はこちらの記事で詳しく取り上げています。

神社の灯籠の意味や由来|いろんな種類についても解説します 神社にあるさまざまな形の灯籠をみかけることがあると思います。 夜の神社で明かりが灯る灯籠をみていると、単に照明...

お守り・御朱印・おみくじ

住吉大社のお守りで有名なのは、すでに紹介した

  • 招福猫(初穂料500円)
  • 五大力守(石を入れるお守袋の初穂料300円)

などや、お守りの原型ともいえる木札のお守り(初穂料500円)です。

https://twitter.com/rinne_hazuki/status/948562775202123777?s=21

御朱印は初辰さんの日限定御朱印などさまざまな種類のものがあります。
(いずれも初穂料500円のようです)

https://twitter.com/4vlwy4dux8hztmq/status/1103149160646115328?s=21

きつねはノーマルな御朱印をいただきました。
(今はコロナの影響で書き置きのものだけをいただけます。)

おみくじはセルフで初穂料を収めてひきます。

  • ノーマルなおみくじ
  • 良縁成就の「おもとみくじ」
  • 住吉オリジナルの「うさぎみくじ」

の3種類と、さらにノーマルなおみくじにも、

  • 波のしらふゆ(住吉みくじ)
  • 松の結(住吉恋みくじ)

の2種類があります。

きつねが引いたのはこのうち波のしらふゆ

これがなんと大凶!!!

なかなかショッキングですが、運勢に一喜一憂しないのがおみくじを活用する秘訣。

これはこれで持ち帰って自分を振り返る材料にしたいと思います!

おみくじの考え方についてはこちらにまとめています。

開運につながるおみくじの活かし方|大吉も大凶も関係なし!最強の活用法教えます 冒頭の牛太郎みたいに、おみくじの運勢に一喜一憂することってありますよね。 もちろんきつねもその...
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まとめ

かなりのボリュームで住吉大社巡りをさせてもらいましたが、実はまだまだこの記事に載せきれてない写真や見どころがあります。

しかも、当日きつねが巡りきれてないところも!

とはいえ、残念なことにコロナの影響で見どころのほとんどが中止になってるんですよね。

でも本殿は第一本宮から第四本宮までの空気感がすごいです。

本殿だけでもじっくりとお参りしてみてください。

きつね的には伊勢神宮で感じたような重たい空気を感じました。

なんかこう、ど〜ん、というか、ず〜ん、というか、そんな重たいものが伝わってくる感じです。

ぜひそんな空気感がこの記事から少しでも伝わればうれしいです。

それでは最後までお読みいただきありがとうございました。

みなさまの開運を心より祈念いたします。

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