ついに!ついに!
きつね念願の伊勢神宮への参拝を令和2年10月に果たすことができました!
きつねが本格的に神さまをお祀りするようになってから2年が経とうとしていますが、いや伊勢参りまで長かったですね。
いつかお参りしたいと思い始めてから2年も経ってしまいました。
きつねの住む京都から車で2時間弱しかない距離なのに…
ま、それは置いといて、ここは素直にお参りできたことをよろこびたいと思います。
では、人生初めての伊勢参り、どんな感じだったのでしょう?
一言で表現すると圧倒的な重厚感ですね。
豊受大神宮(外宮)も皇大神宮(内宮)もご正宮の重厚感はすさまじい!
(両者の意味については後ほど…)
ご正宮を目の前にすると2000年来の重みに押しつぶされるような感覚に陥りました。
もちろん、良い意味でですよ。
やみつきになるような重厚感なのです。
すでに伊勢参拝から半月が経とうとしていますが、未だにその際の”重み”は感覚として残っています。
というわけで、きつねの伊勢参拝体験記を余すところなくお伝えしていきたいと思います!
はじめに
初めての伊勢参拝をなんのガイドもなく体験するのはちょっと無謀かな…
ということで、本屋さんでいくつかの書籍にあたってみることに。
そして、数ある書籍の中から、今回、伊勢神宮を参拝するにあたって参考にした書籍はこちら!
(2024/09/19 19:03:25時点 Amazon調べ-詳細)
ビジュアル面はもちろんですが、伊勢神宮の由来や宮域内外の別宮についてもコンパクトにまとめられていてわかりやすいです。
こちらの『大人の伊勢神宮』によると、
- 伊勢神宮には豊受大神宮(外宮)と皇大神宮(内宮)がある
- 伊勢神宮では「外宮先祭」といい、外宮そして内宮の順にお祭りが行われる
- お参りもこれに習い、外宮→内宮の順で参拝するのが古くからの習わし
とのことなので、きつねもそれに習って外宮からお参りすることにしました。
外宮参拝
さて、ここで外宮の概要をご紹介しましょう。
さすがに書籍の画像を使うわけにはいきませんので、内宮・外宮共通で手に入れることができるパンフレットの画像を紹介します。
かなり簡略化してわかりやすい案内になっていますが、それでもどこをポイントにして参拝すれば良いかわからないと思います。
特に、旅の工程上時間が限られていたり、きつねのように子連れ参拝であちこち連れ回すことができない場合など、やはりポイントを押さえて参拝したいものです。
そこで、先ほどの書籍のおすすめコースを調べてみると、
- 火除橋
- 手水舎
- 第一鳥居
- 第二鳥居
- ご正宮
- 多賀宮
- 土宮
- 風宮
- 神楽殿
- せんぐう館
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
↓
が紹介されていましたので、基本的にきつねもこのルートに沿ってお参りすることにしました。
火除橋
表参道の火除橋からの参拝となります。
表参道側から火除橋を眺めます。
こちらが火除橋
外宮では左側通行がルールです。
ちなみに内宮では右側通行がルール。
火除橋の上から勾玉池と休憩所を眺めます。
手水舎
橋を渡るとすぐに手水舎が目に入ります。
コロナ対策として柄杓でのお手水ができないようになっています。
なんとその代わりに水がかけ流しです。
第一鳥居
手水を済ませて第一鳥居をくぐります。
印象的だったのは榊が枝ごとガッツリと飾られていたことです。
まさか毎日取り替えてはいないでしょうが、そのことを通りすがりの職員らしき方に尋ねると、やはり毎日ではないとの答えが。
ただ、その職員の方も何日ごとに取り替えているかはわからないとのこと(汗
第二鳥居までの雰囲気はこんな感じです。
第二鳥居
第二鳥居をくぐります。
第二鳥居をくぐるとすぐに授与所と神楽殿が見えてきます。
少し進むと神楽殿の正面が見えます。
神楽殿ではご祈祷を行います。
【ご祈祷の受付】
午前8時半〜午後4時
(所要時間は25分~〜40分程度)
授与所がこちら。
お参りを済ませてから御朱印をいただこっと♪
ご正宮
授与所を右手に進んでいくと、広いスペースの古殿地が見えてきます。
神宮では20年に一度、隣接する敷地にお社を新造し、神さまにお移りいただく式年遷宮があります。
こちらの古殿地は平成25年の式年遷宮までお社が建っていた場所です。
すぐにご正宮の囲いが見えてきます。
いよいよです…
そして…
ついにたどり着きました!
こちらが外宮のご正宮です。
ご正宮では外玉垣南御門の前、白い絹の御幄(ミトバリ)の前にて参拝。
こちらにはご祭神の豊受大御神(トヨウケノオオミカミ)が祀られています。
天照大御神のお食事(神饌)を司る神さまで、衣食住をはじめとする産業の守護神です。
神聖な場所なので、もちろん鳥居の中は撮影禁止。
多賀宮
ご正宮での参拝を済ませると、その後は、別宮(ワケノミヤ)にお参りします。
別宮というのは、ご正宮の次に格式の高いお宮のことです。
外宮では、
- 第一別宮:多賀宮(タガノミヤ)
- 第二別宮:土宮(ツチノミヤ)
- 第三別宮:風宮(カゼノミヤ)
となります。
さて、もときた道を少し戻ると御池があるので、その奥へと向かいます。
すると正面に多賀宮の案内が。
ご祭神は豊受大御神荒御魂(トヨウケノオオミカミノアラミタマ)。
荒御魂とは、神さまの御魂の働きの一つで、活動的・活発的に顕著なご神威を現す御魂と考えられ信仰されてきたものです。
読んで字のごとく、豊受大御神の荒ぶる側面としての神さまなので、時に災いをもたらすものですので、その御魂を鎮めます。
どうやらこの階段を昇っていくようなのですが、なかなか人が多そう…
やはりかなりの混雑具合。
15分ほど待ったでしょうか。
やっとお社が見えてきました。
参拝を済ませて側面からのショット。
こちらも隣には古殿地がありました。
土宮
続いて多賀宮に向かう途中で目にした土宮へ。
階段を降りるとすぐにわかります。
ご祭神は大土乃御祖神(オオツチノミオヤノカミ)。
外宮のある土地の神さまで、平安時代末期に氾濫を繰り返していた、かつて外宮域を流れていた宮川の治水、堤防の守護神として別宮に昇格した神さまです。
ほかの別宮は南に面して建てられているのに、土宮は東に面しています。
風宮
風宮は土宮の正面です。
ご祭神は級長津彦命(シナツヒコノミコト)、級長戸辺命(シナトベノミコト)。
風雨を司ります。
内宮の風日祈宮(カゼヒノミノミヤ)と同じ神さまで、農作物が順調に生育するように祈りを捧げます。
鎌倉時代の蒙古襲来の折、神風を吹かせて国難を救った功績から別宮に昇格しました。
神楽殿
これでおすすめの参拝は終了です。
あとはもと来た道を戻って、神楽殿でご祈祷をお願いするもよし、授与所でお守り、御朱印などをいただくもよし。
きつねは授与所で御朱印をいただくことにしました。
こちらは外宮でいただいた御朱印。
内宮でお受けできるものと同じです。
こちらの御朱印帳(小)の初穂料は1,000円。
そして、御朱印もいただきます。
初穂料は300円。
シンプルですね!
せんぐう館
この向こうに勾玉池とせんぐう館があります。
もっと近くに寄って写真を撮ればよかった
><
せんぐう館は、平成25年、第62回式年遷宮を記念して開館しました。
式年遷宮はもちろん、神宮のことについてわかりやすく学べるそうです。
外宮のご正殿を原寸大で再現しているそうなので、これはぜひ見学してみたい!
ただ、きつねは、子供たちと一緒だったことと時間の都合もあり立ち寄りできませんでした…
次回はゆっくりと見学したいと思います!
こうして外宮での参拝を済ませたきつね家族は、次の目的地である内宮へと向かいます。
そこで目にしたものとはいかに!?
きつねの神社散歩 内宮編へと続きます!