自宅に神棚をお祀りしようって思うんだけど、神棚にお納めするお札って、どこでいくらぐらいの金額で購入できるものなの?
「受ける」とか「授かる」と表現するんだよ。
で、お札は神社で受けることができるよ。
一口にお札といってもいろんな種類があるしね。
そこから整理していこうか。
せっかく自宅に神棚をお祀りしようと思ったけれど、
お納めするお札にはどんな種類があって、どこで購入すればいいのかわからない…
はじめて神棚をお祀りするときは誰もが悩みますよね。
そこで、この記事では
- 神棚にお納めするお札の種類
- お札の購入方法(時期、場所、金額など)
について詳しく解説していきたいと思います。
なお、こちらの記事は以下の書籍などを参考に作成しています。
- 神社検定公式テキスト①『神社のいろは』(扶桑社)
- 『なぜ成功する人は神棚と神社を大切にするのか?』(窪寺伸浩)<あさひ出版>
また、現役の神主さんにも監修してもらっています。
神棚にお祀りする神さまとお神札の種類
神棚でお祀りするお神札の基本型は、
- 天照大御神
- 産土神社(氏神神社)
- 崇敬神社
- その他参拝神社
となります。
【参考】
それぞれ詳しく紹介すると、
天照大御神(神宮大麻)
このたびの令和への御代替わりの報道の中で、NHKが天照大御神は「皇室の祖先」と言い切ったことで物議を醸したことが記憶に新しいですね。
ま、報道の是非はともかく、まさに、皇室の御祖神であり、国家の最高神であるのが天照大御神です。
日本人全員のご先祖ともいえます。
そして、ここでは日本人の総氏神である天照大御神をお祀りする伊勢の神宮のお神札、すなわち、神宮大麻(じんぐうたいま)を想定しています。
産土神社(氏神神社)
各家庭、各会社が所在する地域を統治する神さまをお祀りする神社を産土神社とか、氏神神社といいます。
本来、氏神というのは、姓を同じくする血縁集団に縁の深い神さまのことをいいました。
例えば、平安貴族で有名な藤原氏なら、春日大社に祀られる武甕槌命(タケミカヅチノミコト)などがわかりやすいですね。
ところが、現代では、その地域の神さま(産土神)のことを氏神とも呼ぶようになっています。
一定地域に居住する住人のことを氏子と呼んでいるのを聞いたことがあるかと思います。
産土神社、氏神神社が混同して用いられているわけですね。
そして、ここでのお神札は、産土神社(氏神神社)でお受けしたお神札を想定しています。
崇敬神社
地域のつながりとか、血縁に関係なく、個人的な信仰によって崇敬の対象としている神さまが祀られている神社のことです。
例えば、明治神宮、靖国神社にお参りしてそれらの神社のお神札を祀るとか、商売繁盛を祈願して伏見稲荷大社の神さまのお神札を祀るなどですね。
ここでは、このような崇敬している神社でお受けしたお神札を想定しています。
その他参拝神社
特に信仰の対象としているというわけではありませんが、旅行などのきっかけで旅先で参拝したような神社のことです。
ここでは、参拝をきっかけにお受けしたお神札を想定しています。
このように、お神札は大きくわけて4つの種類にわかれることになります。
お神札の購入場所や時期と金額
それではこれらのお神札がどこで、いつ、いくらでお受けできるのかを確認していきましょう。
神宮大麻
全国の神社で授与いただけます。
ただし、意外なことに伊勢の神宮では神宮大麻は授与いただけません。
実は、神宮大麻は全国の世帯に広く頒布するためのものなので、全国の神社を通じて頒布される仕組みになっているからです。
ちなみに、伊勢神宮でお受けできるお神札には角祓(かくはらい)という神宮大麻に似たお神札があるのですが、あくまで各家庭の安全などを祈願したものであり、皇室の繁栄、国家の安寧を祈願した神宮大麻とは意味合いが異なります。
それと、もうひとつ気をつけるべき点があります。
全国の神社の中でも神宮大麻を授与されない神社があるということです。
というのも、神宮大麻は全国の神社を総括する神社本庁に属する神社を通じて頒布されるものなので、神社本庁に属さない(単立)、例えば、有名どころでいうと伏見稲荷大社では神宮大麻をお受けすることができません。
となると、あなたがお住いの地域によっては神宮大麻を手に入れづらい…なんてことがあるかもしれません。
その場合、神社によっては郵送で神宮大麻を送ってくれるところもあります。
初穂料の支払いについては、
- 現金書留
- 郵便小為替
などで対応をしてもらえます。
ただ、郵送が可能かどうかは、必ず事前に当該神社に確認してくださいね。
【北野天満宮】
ちなみに、こちらの北野天満宮では、現金書留に希望するお神札(お守りも)を記載したメモを添えて送付することでご対応いただけるとのことです。(社務所にて確認)
神宮大麻の種類と初穂料
神宮大大麻と大麻
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神明宮では神宮大大麻(じんぐうだいたいま)も用意しております。大大麻(写真中央)は一般的な神宮大麻(写真右)よりもサイズの大きいものです。これを求め遠方から来られる方も多く、毎年数が足りなくなるため、今年は少し多めに用意しました。お求めの方はお早めに。#神明宮 #神宮大麻 #大大麻 pic.twitter.com/xQDoT9ZYWT
— 栃木のお伊勢さま 神明宮 (@tochigioisesama) November 7, 2018
神宮中大麻と神宮大麻
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昨日12月13日(火)は正月事始めの日でした。この日より、新年を迎える準備を始めるというならわしがあります。当社では既に神宮中大麻·神宮大麻や神明社大麻などの大麻頒布始祭を行い、社頭にてお受け頂けるようになっております。 pic.twitter.com/h34Dv5B3Lb
— 【神社公式】豊橋鬼祭 安久美神戸神明社 (@akumikanbe) December 14, 2016
神宮大麻の料金(初穂料)は、神社によって多少金額が異なることもありますが、基本的に、
- 神宮大麻(縦24.5×横6.8cm)・・・800円
- 神宮中大麻(縦25.0×横7.5cm)・・・1,000円
- 神宮大大麻(縦30.5×横10.5cm)・・・2,000円
で授与されています。
お神札を受けるタイミング
神宮大麻をお受けするタイミングは、自宅に神棚をお祀りしよう!と思い立ったらそのタイミングで構いません。
いつからいつまで、なんてルールはないんですね。
とにかく早く神さまを家に迎えることが大切です。
ただ、新年に向けて毎年新しい神宮大麻が全国の神社で授与されるようになるのが12月の初旬となります。
そうすると、翌年にまた頒布されて各神社で授与されるまでの間にストックがなくなることはありえますので、その点だけご注意ください。
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明日は冬季例祭、兼ねて神宮大麻&氏神札頒布式、その後戦没者慰霊祭。
神宮大麻スタンバイOK👌です!#神社 pic.twitter.com/8EjAJyiaiU— 🐶名犬クロス (@lionking0815) 2018年12月8日
まさかの「売り切れ」も!
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その他のお神札
神宮大麻以外の産土神社(氏神神社)、崇敬神社、その他参拝神社のお神札については、それぞれの神社でお受けできます。
当然ながら初穂料の設定額は各神社のお神札によってまちまちです。
ただ、神宮大麻と同じような値ごろ感にはなっています。
【北野天満宮】
【東京大神宮】
また、神宮大麻のところで紹介したように、郵送で対応してもらえる神社もあります。
まとめ
数多くお祀りすればいいってものじゃないんだよ。
でもとにかく神棚にお神札をお祀りすることで運気が変わるといいね!
まとめると、
【神棚に納めるお神札の種類】
- 天照大御神を祀る神宮大麻
- 産土神社(氏神神社)のお神札
- 崇敬神社のお神札
- その他参拝神社のお神札
【お神札の入手場所と金額】
- 神宮大麻なら全国の神社(サイズにより800円〜2,000円程度)
- 産土神社(氏神神社)、崇敬神社、その他参拝神社のお神札はそれぞれの神社(各神社でまちまちだが神宮大麻と同等の金額)
【お神札を受ける時期】
- 神宮大麻は毎年12月の初旬から新しいお神札をお受けできる
(場合によっては「売り切れ」になることも) - 神社によっては郵送で対応してくれるところもあるので各神社の社務所にお問い合わせを
それでは最後まで記事を読んでいただきありがとうございました。
みなさんの開運を心より祈念いたします。