天満宮は天満宮でも吉祥院天満宮は聞いたことがないという人も多いかと思います。
正直、きつねも西大路七福社のご利益めぐりで知るまで聞いたことがありませんでした。
ただですね、こちらの吉祥院天満宮は全国に数ある天満宮の中でもオリジナリティが高い。
何かというと、この吉祥院天満宮が鎮座するところこそ、菅原道真公が生まれ育ったところといわれているんですね。
なので、道真公の生誕から幼少期を思わせる見所が結構あるわけです。
あと、なぜかあのキティちゃんとコラボした神社でお守り初め数々の授与品がキティちゃんぽくなってます。
そういう意味でもかなりのオリジナリティ!
というわけで吉祥院天満宮をご案内していきましょう。
由緒・御祭神
同じ境内に吉祥天満宮と吉祥天女社がお祀りされていますのでそれぞれ解説していきます。
【吉祥天満宮】
吉祥天満宮の御祭神は
菅原道真
境内には吉祥院(吉祥天女社)も鎮座していて神社名にも「吉祥院」が冠されています。
実は、菅原道真は吉祥天女さまとの関わりが深いのですが、それは後ほど紹介しますね。
さて、吉祥天満宮の由緒ですが、由緒書によると
吉祥院天満宮は御祭神の菅原道真公がお亡くなりになって三十一年目に当る承平四年(九三四)に道真公御誕生のこの地に朱雀天皇の勅命により創建された最初の天満宮です
とあります。
「最初の天満宮」とのことですが、たしかに北野天満宮の創建が947年ですから、それよりも10年以上早いことになりますね。
御神徳
- 受験合格
- 学業成就
- 家内安全
- 厄除開運
- 諸芸上達など
【吉祥天女社】
続いて、同じ境内に鎮座されている吉祥天女社について紹介しましょう。
御祭神は
- 吉祥天女
- 菅原清公卿
- 菅原是善卿
- 伝教大師
- 孔子
御朱印をお受けした際の由緒書によると、道真公と吉祥天女との関係も明らかになります。
吉祥院(吉祥天女社)は菅原道真公の祖父清公卿が遣唐使として入唐の際暴風に遭遇、船が転覆しかけた時、同船の僧最澄と共に吉祥天女に平安を祈ったところ、天女空中に現われて波風静まり無事使節の任を果たし、帰朝後吉祥天女像を刻み大同三年(八〇八)庭上にお堂を建立し、伝教大師にはかって開眼供養を行ないここを「吉祥院」と号したことが始まりです。
ということで、道真公と吉祥天女とは道真公の祖父と吉祥天女との繋がりを介してのものだったんですね。
清公卿が吉祥天女に救われていなければ道真公も生まれてなかったわけですから、道真公との因縁浅からぬものと考えてよいのではないでしょうか。
御神徳
- 渡航安全
- 福徳招来
- 大願成就など
境内案内
西大路通が尽き十条通と交わるところから少し外れるとこちらの鳥居がお出迎えしてくれます。
【鳥居】
そして境内へと続くのですが、境内が相当広い!
小学校の運動場くらいあります。
その広さはこの眺めからも一目瞭然ですね。
【手水舎】
吉祥水の銘を刻んだ掛樋から水が流れるきれいな手水なのですが、ここでまさかの写真の撮り忘れ!
次回参拝の際にご紹介します(;^_^A
【拝殿・本殿】
こちら正面が本殿
その奥に祝詞殿、本殿と続きます。
もちろん天満宮といえば牛ですね。
狛犬ならぬ狛牛です。
ここの牛も北野天満宮みたいに頭を撫でると賢くなるのかな?
拝殿の前で色鮮やかなキャラクターがお出迎え
道真公の幼少の頃をイメージしたキャラクターだそうです。
キティーちゃんも
神馬も迎えてくれます。
後ほど紹介するキティちゃんのお守りも含めて、どうしてこんなにキャラクターで溢れているのか、当宮神主さんにお尋ねすると、近くに製作工場があるらしく、そこの工場の方と相談してこれらのキャラクターを活かすことを思いつかれたのだとか。
こちらは吉祥天女社
境内の見所
境内にで目につくのが菅公胞衣塚
【菅公胞衣塚】
道真公の胞衣(へその緒)を埋めたと言われている場所です。
古くは生まれた子供の健やかな成長を願って胎盤を壺に入れて埋納する習慣があったんですね。
天満宮ではこの塚の小石をお食い初め石として授与しているそうですよ。
【硯之水】
菅公が子供の頃に勉学・手習に用いられたと伝えられる井戸です。
井戸自体は近年になって新たに境内に掘られたのだとか。
画像は準備中
【産湯の井跡】
鳥居の側に菅公御誕生之地と産湯の井があります。
【鏡の井】
道真公が役所に出勤されるときにお姿を映されたといわれる井戸です。
こちらも鳥居の近くにあります。
摂末社
鏡の井の側の弁財天社
【弁財天社】
弁財天社側の梅
本殿向かって左側には稲荷社
【稲荷社】
本殿向かって右側には小宮社
【小宮社】
準備中
- 秋葉山
- 琴比羅社
- 吉野社
- 松梅社
- 白天夫社
が同座しています。
お守り、お札、御朱印紹介
冒頭に紹介したように、こちらのお守りはオリジナリティ満載です。
キティちゃんとのコラボやオリジナルキャラクターを反映したものがふんだんです。
御朱印帳もかわいい!
きつね家族は子どもが気に入ったストラップ型のお守りをお受けしました。
御朱印は目一杯の大きさ!
アクセス
JR西大路駅からだと歩いて10分程度です。
市バス
- 吉祥院天満宮前 徒歩3分
- 千本十条 西600m
- 西大路九条 南600m