やっぱり神棚をきれいに掃除することと、運気とかって関係あるよね?
来年に向けての開運にもつながると思うから、神主さんの意見もくわしめに紹介するよ。
正直に告白します…
きつね自身、神棚生活を開始してからのこの1年、神棚の掃除はやってきませんでした…
今年の年始から神棚をお祀りするようになって、年末に初めて神棚を掃除するという状況です。
いや、実際のところ、
毎朝の水の交換と榊の水替え、
毎週土曜日の米と塩の交換はずっと続けてこられたんですが、
神棚の掃除だけは手付かずだったんです。
どうしても後回しにしてしまって…
でも、こんな状況だとやっぱり気になってくるんですよね。
ご利益がなくなったりバチが当たるんじゃないかって…
そこで、きつね自身、神棚の掃除についてあれこれ調べてみることにしました。
もちろん最終的にはいつもお世話になっている神主さんにも確認して。
その結果、神主さんからは意外な答えを聞くことに!!
その答えは本文で詳しく紹介していきましょう。
というわけで、この記事では、
- 神棚を掃除するのはいつがいいのか
- 神棚を掃除する道具や方法
- 神棚の掃除と運気
などについて解説していきたいと思います。
なお、こちらの記事は以下の書籍などを参考に作成しています。
- 神社検定公式テキスト①『神社のいろは』<扶桑社>
- 『神道いろは−神社と祭りの基礎知識』<神社新報社>
また、現役の神主さんにも監修してもらっています。
神棚の掃除はいつやるべきか
結論からお伝えします。
神主さん曰く、
とのこと。
これは意外!
というか、やっとこさ1年に1回の掃除をしようとしてたきつね的には軽くショック!
さらに神主さんによると、
神道では神棚の掃除についての決まりというものはないのです。
ただ、やはり、神棚をきれいにすることは運気をアップすることにもつながります。
なので、理想は毎月の1日と15日。
神社で月次祭があるタイミングですね。
ホコリをとったり、軽く掃除するだけでも結構ですので。
できれば毎月の1日だけでも掃除していただければと思います。
たしかに、神社本庁の見解をリサーチしたところ、
年の暮れには、大掃除をして新しい年を迎える準備をしますが、同様に、神棚もきれいに掃除をして、新しいお神札をおまつりして新年を迎えます。
という記載があるように、神社本庁的には、普段の神棚の掃除について特に言及してないようです。
神主さんには神棚を掃除する意味についてもお聞きしました。
払う=祓うという見立てですね。
そもそも、人間は日々の暮らしの中で、気が枯れる原因(神棚にあてはめるとホコリ)というものを常に身に蓄積させながら生きています。
例えば、他人から受けるストレスだけでなく、自分自身でも他人のことを悪く言ったり、イライラしてしまったり。
ですので、できれば毎月1回程度、1日(ついたち)に神棚のホコリを払うことを通じて身に積もった気枯れ(=穢れ)も祓うとよいですね。
神棚を掃除することが運気にも影響するというのはそういうことです。
神棚の掃除と運気との関係は後ほど詳しく解説しましょう。
とのことで、きつね的には、この1年間神棚の掃除をしてこなかったにもかかわらず、家族が健やかに過ごせたことには、申し訳なさと感謝の気持ちでいっぱいです。
年末に掃除するならいつ?
では、基本は毎月のこまめな掃除、そして、年末には大掃除をするとして、いつ頃やればいいのかですが、神社本庁では、
「すす払い」は、「大掃除」の原型となっている行事です。いまでは、神社仏閣などで「すす払い」の行事が行われています。各家庭でも、神棚のお掃除をして、伊勢の神宮と氏神様の新しいお神札をお祀りする準備をしましょう。そして、神棚をはじめ、徐々に他の場所のお掃除もすすめていきます。
と言われているので、年末といっても、「すす払い」のタイミング、すなわち12月13日頃に大掃除とあわせて神棚を掃除することを推奨されています。
さらに、正月飾りについてではありますが、
29日の飾りは「二重苦」を連想させるとか、30日は旧暦の大晦日で、31日は新年前日で、やっつけ仕事等と捉えられ「一夜飾り」とも言われて、避けた方がよいとされています。諸説ありますが、いずれにしろ余裕をもって準備したいものです。
とも言われていて、このような考えは、神棚を掃除して新年を迎える準備をする場合にも当てはまると考えられています。
ただ、実際、神主さんによると、
もともと神社の風習というわけではないです。
なので今はそこまで気にしなくても良いでしょう。
29日、31日に大掃除をしたからといって何か悪いことがあるということではありませんので、こちらも気にする必要はありません。
ただ、言霊信仰もありますので、参考程度としつつ、なるべくはそれより前に済ますことをお勧めいたします。
とのことでした。
掃除道具と掃除の方法
それでは続いて、具体的な掃除道具と掃除の方法について紹介していきましょう。
あくまできつね的な神棚掃除の方法ですが参考までに。
(ただ、念のため神主さんには確認させてもらってます。)
毎月の掃除
まず、毎月の簡単な掃除では、
- ハンディーモップ
があれば十分です。
もし、榊立ての底の水垢が気になる場合は、さらに、
- ボトルクリーナー
があると良いですね。
ハンディーモップ
ご本殿の形をした宮形は、めっちゃホコリをかぶります。
ちょっと見えにくいかもですが、こちらは我が家で1年間掃除してなかった宮形のホコリです。
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この神棚のホコリですが、布巾などで乾拭きするのは年末の大掃除で良いかなと思うので、毎月の掃除はホコリを払う程度になるかと思います。
で、このホコリを払うための道具は、はたきで払うとホコリが舞い上がるので、きつね的にはホコリを吸着してくれるタイプのものがおすすめです。
そこで登場するのが、ハンディーモップ
きつねとしては、百均とは思えないクオリティーのこちらのモップがおすすめです。
ダイソーで発見しました。
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モップの部分は取り替え可能なので、神棚のお掃除用に新しいものと交換するといいですね。
(モップ立ては奥さんが百均で探してきました。どこの百均が忘れたとのこと…)
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このモップでささっと神棚の宮形、棚、鏡のホコリを払えば良いです。
かなりホコリを吸着してくれるのでこれだけできれいになります。
ボトルクリーナー
あとは榊立ての底の水垢ですね。
普段から水替えをしていても、底には水垢がこびりついてたりしますよね。
でも、指じゃ届かないし、道具だと入り口が狭すぎて…
みたいなジレンマに悩まされたり。
なので、きつねはかつて、細口にも対応できるようなタイプのこんなブラシを使ってました。
ブラシの先を無理やりグッと曲げたりしながら。
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でも、このやり方でも水垢は落ちませんでした…
肝心の水垢部分にピンポイントでブラシが当たってないんですよね。
それでも、
なんとか水垢を落としたい!
とあきらめきれずに、百均をうろちょろしてると、いい感じのクリーナーを見つけたんです。
(こちらはCAN☆DOです)
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しかも、うちの榊立てにも入るし!
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ちなみに、きつね宅の榊立ての入り口は十円玉よりも小さかったのです…
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これでグリグリやると相当水垢を取ることができます。
クリーナーに付いた水垢を見るのが快感です^^
年末の大掃除
年末の大掃除での道具ですが、普段の掃除の際に使用する、
- ハンディーモップ
- ボトルクリーナー
に加えて、
- 布巾など(できれば白)
- メガネ拭き
- エアブラシ
などが用意できればバッチリです。
布巾など
神棚の掃除のためなので、いくら新しくても雑巾はちょっと…って感じですよね。
そこで、新しい布巾、タオル、手拭いなど神棚掃除にも安心して使えます。
神主さん曰く、
白は清い、祓いの色ですから。
とのことなので、できれば白の布巾などを用意しましょう。
きつねはハンドタオルを布巾の代わりに利用しました。
(こちらの商品はダイソー)
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また、モップでホコリを払ってから、神棚を乾拭きするのもありですが、神主さん曰く、
ホコリを払った後、それでも汚れているところがあれば、乾いた布で拭いてあげれば良いですね。
とのことでした。
あとは、神棚付近の壁などを乾拭きなり、水拭きしましょう。
メガネ拭き
メガネ拭きは鏡を磨くためのものです。
(こちらもダイソーでゲット)
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毎月のホコリ取りだけでは落ちない汚れがあるときは、新しいメガネ拭きで鏡を磨きあげます。
エアブラシ
宮形の隅に逃げ込んだホコリは、ハンディーモップでも取りにくいです。
かと言って、息を吹きかけて「ふーっ」とやってホコリを飛ばすのも、神棚に対してはちょっと気が引けます。
そこで、活躍するのが、エアブラシです。
百均で購入できるようなこのタイプがおすすめです。
(こちらもダイソーでゲット)
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掃除にあたっての注意事項
道具や掃除の方法以外に注意事項があるので紹介させてもらいます。
まず、掃除のための道具は神棚用に専用化しましょう。
例えば、食卓を拭くのに使っていた布巾や、テレビのホコリなどを除去するために使っていたハンディモップなどを「使い回し」するのはよくないと言われています。
イメージは、
神棚にあたかも本物の神様がいると見立てたとして、一度食卓を拭いた布巾で神棚を拭くって失礼すぎませんか?
という感じです。
モップはシート部分が取り替えできるものが便利ですね。
また、神棚を掃除する際には、
- 手を洗い口をすすいで身を浄化する
- 掃除を始める前には神棚に向かって「今から神棚を掃除させていただきます。どうぞよろしくお願いします。」と挨拶をする
- 掃除が終わると神棚に向かって「これで掃除を終わらせていただきます。どうもありがとうございました。」と挨拶をする
- (年末の大掃除であれば)「今年も1年間ありがとうございました。」との挨拶を加える
と、特別な儀式を行うような気持ちで掃除に臨むようにしてください。
神棚はあくまで自宅内にある神社ですから、そこに触れるにあたっては、からだを浄化して、神様にご挨拶することが大切ですよ。
さらに、神棚は自宅内における神社と考えられることから、掃除をするにあたって、床に置くようなことは避けます。
机の上やテーブルの上で掃除するようにして、できれば神棚の下に半紙など白い紙を敷いて清浄さを保つようにしましょう。
掃除は男性がすべき?女性はできない?
神様は清浄を好み、不浄を嫌いますが、古来から女性には穢れ(けがれ)(=生理)があるとされ、女人禁制の神社や霊山も存在しました。
そのような考え方の影響で、神様をお祀りする神棚に女性が触れてはならないとの考えも存在しました。
今でも特に年配の方でそのような考えを持つ人たちもいらっしゃるようです。
ただ、時代も変わり、女人禁制も奈良県の大峰山で残っているぐらいで、そのような考え方は何の根拠もなく、時代遅れなものとなっています。
(未だ女性が土俵に上がることができな問題もありますね。)
なので、女性が神棚を掃除することも全く問題ありません。
ただ、今でも「神棚には女性は触れるべからず」という古い考え方の人がもいらっしゃるので、思わぬトラブルにならないようには気をつけたいところではありますね。
神棚を掃除する効果
はたして、神棚を掃除することにどんな効果があるのでしょうか?
端的にいうと開運につながるか、とか、運気が上昇するか、ということです。
間違いなく言えることは、あなたの心のありようが変わるということです。
神棚を掃除することで神様に対する意識が高まります。
単純にいうと、あなたの意識の中で神様の占める割合が高まるということです。
意識の中で神様の占める割合が高まるということは、心のありように変化をもたらすということです。
例えば、
- 満員電車内でイライラしているときの心のありよう
- 仕事で同僚の悪口を言いたくなったときの心のありよう
- 夫婦間で腹立たしいことがあったときの心のありよう
- 子育ててカッとなったときの心のありよう
- 車の運転中に無理に割り込まれたときの心のありよう
- …
など、生活のあらゆる場面で、わずかなものかもしれませんがあなたの心のありようが変化します。
ごくごく微妙な変化であっても、それが行動に微妙な変化をもたらし、そして日々積み重なっていくと…
まとめ
きつねっちのところみたいにホコリかぶった神棚はやだし。
運気にも関係するならなおのことだよ。
少しずつの変化が継続して、やがて大きな変化へとつながっていくものですから。
まとめると、
・神棚の掃除はできれば月に1回ホコリを払うだけでもやること。
・きつね的におすすめの掃除道具
・ハンディーモップ
・ボトルクリーナー
・布巾など(できれば白)
・メガネ拭き
・エアブラシ
となります。
で、いずれも専用化して神様の気分をよくしてあげましょう。
・掃除にあたっては、
・身の浄化(といっても手を洗う、口をすすぐ)
・掃除を始める前と後の神棚への挨拶
をすることで、できるだけ儀式化して特別なイメージを高めるようにします。
なお、神棚の掃除は女性がすることに全く問題はありません。
ただ、「触れるべからず」の方も未だいらっしゃることには要注意です。
こうして神棚を掃除することで開運につながる可能性は大いにあります。
神棚を清浄に保とうという意識が心のありように変化をもたらすからです。
これであなたも神棚を今すぐ掃除したくなってきたのではないでしょうか…
でも少しずつ、続けることが大事ですよ。
それでは最後まで記事を読んでいただきありがとうございました。
みなさんの神棚掃除による開運を心より祈念いたします。